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平均寿命と健康寿命の違いはどこにあるのか

2019年10月10日
心臓が痛い男性

寿命というのは命がある間の長さのことであり、生まれてから亡くなるまでの時間を指す言葉です。
これの平均値を取って数値化したものが平均寿命ということになるのですが、近年、平均寿命と同じくよく利用される言葉となっているのが健康寿命という言葉です。
ではこれら二つの言葉にはどういった違いがあるのかというと、平均寿命はそれぞれの国や地域の人が生まれてから亡くなるまでの平均的な時間の長さを指すのに対し、健康寿命は日常生活が健康上の理由によって制限されず生きられる長さのことを指します。
例えばある人が100歳で亡くなったというような場合、その人は平均寿命を大きく超えたご長寿だったと言えます。
しかしその人が60歳のころに大病を患い、残りの40年を介護無くしては生活できない状況だったというのであれば、その人の健康寿命は60歳であったというようになるのです。
この違いがどうして近年になって注目されるようになったのかというと、最も大きい理由としては介護問題が挙げられます。
健康寿命と平均寿命の間の開きが少なければ、それだけ介護を必要とする人は少なくなります。
ですが日本の現状だと平均寿命と健康寿命には10年ほどの開きがありますから、全体を見ると人生の最後の10年間は日常生活において何らかの制限が課せられており、それによって誰かの介助が必要となっていると言えるのです。
平均寿命を延ばすことはもちろん大切なのですが、それとは違う健康寿命を延ばすことも同等以上に大切です。
日本という国は平均寿命が長い国として知られるようになりましたが、これからの課題は健康寿命を延ばし、多くの人が自分らしく長く生きていける社会をつくることなのです。
この二つの言葉は一見して似ているようであっても大きな違いがありますから、混同しないようにしましょう。